医学部進学を目指す受験生や保護者にとって、医学部予備校の費用は悩みごとのひとつです。一般的な予備校と比べて、医学部予備校は費用が高くなりがちですが、実際にどのくらいの費用が妥当だと考えられているのでしょうか。
また、費用面でどのような不安を抱えているのでしょうか。
そこで今回はNEXERと共同で、事前調査で「医学部予備校を利用したことがあるもしくは子どもが医学部進学を検討したことがある」と回答した全国の男女20名を対象に「医学部予備校の費用」についてのアンケートをおこないました。
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2025年1月5日 ~ 1月13日
調査対象者:事前調査で「医学部予備校を利用したことがあるもしくは子どもが医学部進学を検討したことがある」と回答した全国の男女
有効回答:20サンプル
質問内容:
- 質問1:医学部予備校にかかる年間費用の目安として、妥当だと思う金額を教えてください。
- 質問2:医学部予備校の費用について、特に高いと感じる項目はどれですか?(複数選択可)
- 質問3:医学部予備校の費用に対して、不安や負担に感じたこととして当てはまるものをすべて選んでください。(複数選択可)
- 質問4:選んだ内容について、具体的に不安に感じた点があれば教えてください。
- 質問5:医学部予備校を選ぶ際、費用と成果(合格実績・指導内容)のバランスについて、どの考えに最も近いですか?
- 質問6:医学部予備校の費用面で、「あれば安心できる」と思う制度はどれですか?(複数選択可)
- 質問7:医学部予備校の費用について、「事前に知っておきたかった」と感じたことがあれば教えてください。
※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。
CONTENTS
質問1:医学部予備校にかかる年間費用の目安として、妥当だと思う金額を教えてください。
まず、医学部予備校の年間費用について、どのくらいが妥当だと考えているかを調査しました。

その結果「100万~200万円未満」「400万円以上」「わからない」がそれぞれ25%で最多となりました。「100万円未満」と回答した人は5%にとどまり、「300万~400万円未満」と回答した人は0%でした。
4人に1人が年間400万円以上を想定していることから、医学部予備校は高額だというイメージを持っている方が多いことがわかります。また「わからない」と回答した人も25%おり、費用感がつかめないまま検討している層が一定数いることもわかりました。
質問2:医学部予備校の費用について、特に高いと感じる項目はどれですか?(複数選択可)
次に、医学部予備校の費用について、特に高いと感じる項目を聞いてみました。

最も多かったのは「授業料(集団・個別)」で、60%の回答者が選びました。次いで「入学金」と「個別指導の追加費用」がともに40%、「教材費」が35%という結果になりました。
授業料が最も高いと感じられている背景には、医学部専門の指導に高度な知識や経験が必要とされる点が影響していると考えられます。
また、個別指導の追加費用が上位に挙がったことから、基本料金に加え、オプション費用が負担に感じられていることもわかります。
質問3:医学部予備校の費用に対して、不安や負担に感じたこととして当てはまるものをすべて選んでください。(複数選択可)
次に、医学部予備校の費用について、不安や負担に感じた点を聞いてみました。

その結果「追加費用が多い」が50%で最も多く、「成績が伸びるか不安」が45%、「総額が分かりづらい」「合格できなかった場合のリスクが大きい」がともに35%となりました。
質問4では、費用面で不安を感じた理由について具体的に聞いてみたので、一部紹介します。
・どのくらいかかるかわからない。(40代・女性)
・なんだかんだ後から費用がかかるイメージがある(40代・女性)
・やはりお金持ちが多い医者の子弟が対象なだけに、どうしても高くなるのは避けられないのかもしれませんが、貧乏人の子弟もいるということを忘れないで欲しいです。(60代・男性)
・費用対効果(70代・男性)
・オプションが多い。(40代・女性)
とくに、総額の見えにくさに対する不安が多く見られました。入学前の説明では把握しづらい追加費用や、費用をかけても成果が出なかった場合のリスクを懸念する声が目立っています。
質問5:医学部予備校を選ぶ際、費用と成果(合格実績・指導内容)のバランスについて、どの考えに最も近いですか?
次に、医学部予備校を選ぶ際、費用と成果のバランスについてどの考えに最も近いかを選んでもらいました。

その結果「ある程度の実績があれば費用を重視」が40%で最多となりました。次いで「費用が高くても合格実績を最優先したい」と「できるだけ費用を抑えたい」は、ともに30%という結果です。
合格実績を重視しつつも、費用とのバランスを取りたいと考える人が最も多いことがわかりました。医学部合格という大きな目標がある一方で、家計への負担を考慮し、無理のない費用感を求める保護者の現実的な意識が表れているといえます。
質問6:医学部予備校の費用面で、「あれば安心できる」と思う制度はどれですか?(複数選択可)
次に、医学部予備校の費用面について「あれば安心できる」と感じる制度や仕組みについて聞いてみました。

その結果「明確な料金表・総額表示」が45%で最も多く、次いで「特待生制度」が35%、「分割払い・ローン制度」と「途中解約時の返金対応」がそれぞれ30%となりました。
最後に、費用面について事前に知っておきたかったことを聞いたところ、次のような声が寄せられています。
・やはり合格まで、全部でどれくらい要るのか、について、大体でいいので知りたいです。(60代・男性)
・卒業までの総費用(40代・男性)
・支援制度が知りたい。(40代・女性)
・総費用、中退時の返却額(70代・男性)
・奨学金制度(40代・女性)
最も求められていたのは、料金の透明性でした。追加費用を含めた総額が明確に示されていれば、家計の見通しを立てやすくなります。
また「合格までの総費用」や「途中で辞めた場合の返金対応」に関する情報が入学前に把握できることが、受験生や保護者にとって重要なニーズであることがわかりました。
まとめ
今回の調査では、医学部予備校の年間費用として「400万円以上」を想定している人が4人に1人いることがわかりました。費用面で不安視されているのは「追加費用が多いこと」や「総額が分かりにくいこと」です。
医学部予備校を検討する際には、入学金や授業料だけでなく、季節講習や個別指導などを含めた総額を確認することが重要です。
とはいえ、予備校の数は多く、どこを選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。そんなときは、予備校の比較サイトを活用して、各予備校の特徴や料金、評判を確認することをおすすめします。
あわせて、特待生制度や分割払いといった支援制度についても事前に調べておくことで、より安心して予備校選びを進められるでしょう。