医学部予備校の後悔しない選び方5つのポイント

公開日:2024/08/02 最終更新日:2024/08/05

医学部合格を目指す学生にとって、予備校選びは非常に重要です。しかし、世の中には数多くの医学部予備校があり、どれが自分に最適か悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、医学部予備校の後悔しない選び方を紹介します。予備校選びの際には、考慮すべきポイントをしっかりと押さえてください。

カリキュラム・講師の質

医学部予備校は、その名の通り、医学部受験のための対策を専門に行う施設です。医学部の入試は、他の学部と比較すると難易度が高いのが特徴です。さらに、学科試験の難易度の高さだけでなく、面接が必須であることから、人間性や協調性、コミュニケーション能力も合否の材料として重視されます。そのため、医学部予備校のカリキュラムは、一般的な予備校とは異なり、これらの多岐にわたる要素に対応できるよう設計されています。

医学部受験に対応できるか

医学部予備校は、一般的な進学塾と求められるものが異なるため、医学部に合格できるカリキュラムを提供していることが、予備校選びの最重要ポイントです。基礎科目の徹底的な理解を目指す指導から、二次試験に向けた小論文や面接対策まで、さまざまな試験で得点できる予備校を選びましょう

また、受講生の学力や理解度に応じてカリキュラムをカスタマイズできるかどうかも、大切なポイントです。個別のニーズに合わせた指導が可能な予備校であれば、さらに効率的に学習を進められます。加えて、高度な専門知識とスキルだけではなく、最新の試験傾向を反映したカリキュラムが提供されることも必要不可欠です。入試問題の傾向は年々変化するため、最新の試験傾向に基づいた指導が受けられると、受験の成功率を高められます。

講師の質が高いか

医学部合格のためには、講師の質も非常に重要です。医学部受験に精通した講師が多数在籍する予備校であれば、勉強を効果的に進められます。講師の専門性や経験、指導スタイルを事前に把握し、自分に合った指導が受けられるかどうかを確認しましょう。また、つねに講師が待機しているかどうか、授業が行われていない時間でも、質問に対応できるかどうかも重要なポイントです。個別指導が受けられるか、また集団授業の場合でも、個々の学生に対するフォローアップが充実しているかなども無視できない重要な要素です。しっかりとクリアにしておきましょう。

少人数制か

医学部予備校の授業形態には、多くの場合集団授業と個別指導の両方があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。医学部受験の対策として予備校に通う場合は、少人数制で講義を受けられるのが理想です。集団授業では、多くの生徒が同じ教室で学ぶため、他の受講生と切磋琢磨できることが特徴です。モチベーションを維持しやすく、授業料も個別指導と比較すると安く抑えられる利点があります。

一方で、個別指導では、生徒一人ひとりの学習進度や理解度に合わせてカスタマイズしやすいというのが大きなメリットです。苦手分野を重点的に克服し、得意分野をさらに強化できるため、医学部に必要な特化型の学習にマッチします。なかには、集団授業と個別指導を組み合わせたハイブリッド型の授業を採用するところもあります。

いずれにせよ、長期戦である医学部受験においては、受験終了まで、二人三脚で学習計画をフレキシブルに変更し、合格を目指せる少人数制のほうがおすすめです

予備校の設備の利便性

医学部受験は非常に高い難易度を誇り、成功を収めるためには、充実した学習環境が欠かせません。そのため、予備校の環境や設備の利便性は重視したい要素です。講義環境や講師が常駐しているかどうか、自習室の充実度など、自分にとって理想的な環境かについてチェックしていきましょう

講義環境がいいか

医学部合格に向けた、効率的な勉強ができる環境を考えるときに、まず前提となるのが講義環境のよさです。なかでも、講師との相性と、他の受講生との関係がよいことが非常に重要です。淡々とした授業が好きな受講生もいれば、熱血授業を好む受講生もいます。受講予定のコースが、合わないスタイルの講師だった場合、快適で効率的な学習は期待できないでしょう。よって、実際に授業を受ける前に、講師との相性を見るため、どのような授業スタイルなのか確認することをおすすめします

一方、医学部合格という、同じ目標をもつ仲間たちと楽しく学べるかどうかも考慮しましょう。医学部予備校では、多くの生徒が同じ目標に向かって切磋琢磨しています。仲間と励まし合える環境で勉強することで、モチベーションを維持しやすくなります。成績が伸び悩んだり、精神的につらい時期があったりしても、仲間の存在が大きな支えとなるでしょう。また、他の生徒から効率的な勉強法や、生活習慣のアドバイスを受けることで、自分の学習方法のヒントを得られます。

講師が常駐している

医学部予備校では、つねに講師が質問などに対応できる状態にあるかどうかも非常に重要です。常駐していれば、授業がない日でも講師に質問できます。疑問点がすぐに解消できる環境があることは、学習の効率を高めるために欠かせません。講師が生徒にどれだけ向き合ってくれるか、質問や相談への対応が迅速かどうかも、予備校選びの重要なポイントです。講義以外での講師のサポート体制を確認しておきましょう。

設備の充実度

予備校の設備が充実しているかどうかも、しっかりと確認しましょう。教室や自習室の静かさ、トイレの数、冷暖房の管理状況なども抑えておくことが大切です。予備校によっては、学習以外の時間をリラックスして過ごせる休憩スペースも設置されています。カフェスペースなど、気分転換ができる場所があることで、長丁場になる医学部受験の勉強にも耐えやすくなるでしょう。

また、医学部予備校の中には、食堂が完備されているところもあります。健康管理は、受験勉強を乗り切るために不可欠なため、食堂があると栄養面でも安心です。また、寮が完備されている予備校もあります。栄養面も管理してくれる環境であれば、安心して勉強に集中できるでしょう。

他にも、自習室も重要です。自習室が充実していると、授業の前後や授業がない日でも勉強に集中できる環境が整います。多くの予備校では、自習室を提供していますが、席が埋まっていると利用できません。自習室の数が十分に確保されていないと、空くのを待ったり、代わりの場所を探したりする時間が無駄になってしまいます。自習室の広さや数、静かで集中しやすい環境が整っているかをチェックしましょう

加えて、自分の好みの型かどうか、また自習室が土日も開放されているかどうかも確認しましょう。個別ブース型の自習室では、周囲の雑音を気にせずに勉強でき、オープン型の自習室では、他の受講生からよい刺激を得られます。

立地環境の良さ

医学部予備校を選ぶ際に見落としがちな要素のひとつが、立地環境です。立地は、学習効率や生活リズムに大きく影響を与えるため、しっかりと確認しておくことが重要です。

通学しやすいか

予備校の立地は、通学のしやすさに直結します。自宅から近い予備校を選ぶことで、通学時間を短縮し、その時間を有効活用できます。とくに、受験のような長期戦においては、通学時間が短いことは体力・精神力の消耗を抑えるために有効です。一方で、予備校が自宅から遠い場合でも、その講義スタイルやサポート体制が自分にフィットしていれば、通学時間が長くても必要な投資と考え許容することも考えましょう

また、予備校の近くにコンビニやカフェなどがあると、忘れ物をした際や休憩時に非常に便利です。短時間で軽食を取ったり、必要なものをすぐに購入できたりする環境は、日々の学習において大きな助けとなります。さらに、図書館や書店が近くにあると、参考書や資料を手に入れやすくなります。これらの施設が近隣にあるかどうかも、予備校選びの重要なポイントです。

実際に通学してみる

予備校の立地を確認する際には、実際のルートを通学してみることをおすすめします。自宅から予備校までの通学時間や交通機関の乗り換え、駅から予備校までの道のりを実際に体験してみることで、毎日の通学がどのようになるかを具体的にイメージできます。試しに一回通学ルートをなぞることは、楽にできるでしょう。しかし、入学してからはそれをほぼ毎日続けなければなりません。乗り換えが多すぎたり、通勤ラッシュで疲弊を感じたりするようなら、他の予備校にすることも検討しましょう。

寮は充実しているか

遠方から通う場合、予備校が提供する寮や提携している学生アパートの利用を検討することも、ひとつの手段です。寮や提携施設がある予備校なら、安心して学習に集中できるでしょう。寮内には寮母やスタッフが常駐しているため、生活面でのサポートも受けられます。寮を利用することで、通学時間を大幅に短縮し、学習時間を確保できます。

治安はいいか

予備校の周囲の環境も、重要な検討ポイントです。とくに女子学生や遠方から通う学生にとって、通学ルートが安全であることは必須要件です。実際に校舎を訪れてみて、周辺の治安を確認しましょう。繁華街に立地している場合、夜遅くの帰宅時の安全性も考慮する必要があります。

受講料・その他費用の合計金額

医学部予備校は、医学部志望者に、他の受験生より多く得点できる能力を提供できる進学先です。しかし、その充実した内容ゆえに、費用は高額になる傾向があります。少しでも費用を節約したいと考え、講義の質が同じであれば、受講料が安い予備校を選ぼうと考えるのではないでしょうか。しかし、単に受講料の安さだけで選ぶのではなく、その他の費用も含めた合計金額を考慮することをおすすめします

一般的な予備校の違い

医学部予備校と、一般的な予備校の受講料は大きく異なります。医学部予備校の年間授業料は、選抜コースで100万円から200万円、一般コースでは300万円から600万円程度が相場です。一方、一般的な大学進学塾の年間受講料は50万円から100万円程度が必要です。

医学部予備校の授業料が高額になる理由は、医学部合格を目指すための高度なカリキュラム、少人数授業、医学部受験に特化したプロフェッショナル講師による講義など、質の高い教育サービスを提供しているからです。また、面接や小論文対策など、医学部特有の受験対策も含まれているため、どうしても費用は高くなります。

受講料以外にも費用はかかる

以上のように、医学部予備校に支払う受講料だけで大きな負担になるため、少しでも安く抑えたいと考えるのは自然なことです。しかし、予備校によっては、受講料以外にも費用がかかるケースがあります。夏期講習や冬期講習、模擬試験などを、追加費用として支払わなければならないケースがあるためです。これらの講習は、受験対策として非常に効果的ですが、高額な費用がかかる傾向があるため、あらかじめ想定し、予算に組み込んでおく必要があります。

また、多くの予備校では、入会金や通常の授業料のほかに、補講や特別講習の費用が発生する場合もあります。このような追加費用が必要かどうかは、予備校によって異なるため、入校前にしっかりと確認しておくことが重要です。以上のように、予備校を選ぶ際には受講料だけでなく、総額でどのくらいの費用がかかるか把握してから、はじめて入校を検討しましょう。年間で100万円以上の費用に加え、季節講習や模擬試験、教材費などが別途かかることもあるためです。

トータル受講料が明瞭か

医学部予備校の中には、費用の内訳をあいまいにしたり、追加授業や補講が発生した際に親に連絡せず、受講生に決定を委ねたりするケースもあります。高額な授業料を支払っているのに、あいまいな費用説明では納得できないことも多いでしょう。そのため、費用の内訳や追加費用の発生条件を、入校前に確認しておくことが大切です。逆に、最初から費用をクリアに説明してくれる予備校は、信頼性が高いため、おすすめできます

譲れない条件は家族で話し合う

医学部予備校を選ぶ際には、ここまで挙げてきたような、多くの要素を考慮しなければなりません。予備校の条件が希望に完全に合わないこともありますが、譲れない条件がひとつやふたつあるのは当然のことです。おそらく、すべてのチェック項目を満たしている医学部予備校はほとんどないでしょう。

資料請求・体験学習の活用

予備校選びにおいては、体験学習や資料請求を積極的に活用することをおすすめします。体験学習では、雰囲気や講師の指導スタイル、授業内容などを実際に体験できます。これにより、予備校の雰囲気や講義スタイルが自分に合っているのかどうかを判断可能です。なかに入ることで、授業の進行や難易度、講師と生徒の距離感などが細かくチェックできるため、外からよりも濃い、重要な情報が得られるでしょう

資料請求は、予備校のカリキュラムや合格実績、費用などの情報を詳細に調べるために便利です。とくに、合格数などの実績や受講料については、複数の予備校を比較検討する際の重要な材料として使えます。資料には、独自のカリキュラムやサポート体制に関する情報も記載されていることが多く、学習レベルやニーズに合った予備校を見つけるための参考になります。

ニーズに合っているか

また、費用よりも、受講生のニーズにマッチするかどうかで予備校を選びましょう。費用が安い予備校は質が悪く、高い費用の予備校が合格率の向上を保証してくれるわけではありません。費用が高い予備校はカリキュラムの充実度が高く、サポートが手厚い傾向があります。しかし、それだけで決定するのは避けるべきです。費用が高くても、その予備校が自分のニーズに合っていなければ、効果的な学習は期待できません

また、費用が高いからといって、すべての受講生に適しているわけではありません。快適かつ高効率の学力アップのために、自分の学習スタイルや目標に合った予備校を選ぶことが大切です。費用対効果をしっかりと見極め、最適な選択をするためには、費用だけでなく、カリキュラムの内容やサポート体制も十分に考慮する必要があります

優先順位をつけて絞り込む

すべての希望を満たす医学部予備校は存在しないでしょう。よって、優先順位をつけて予備校を絞り込むしかありません。そして、最終的な決定を下す前に、家族としっかりと話し合うことが重要です。予備校選びで、もっとも重視するポイントを明確に設定し、それを家族全員で共有しましょう。

受験は、家族全員で乗り越えるものです。とくに、医学部受験は、並大抵の努力では超えられない大きな壁といえるでしょう。家族の協力を得るために、受験生自身がしっかりとしたビジョンをもち、合格のために必要と考える条件を明確に伝えることが重要です。親としても、受講生の要望を100%かなえられないはずなので、親と受講生が互いに譲歩し、最大限の努力をすることで、受験の成功につながります

親ができる譲歩と、受講生ができる努力をしっかりと話し合い、理解し合うことが大切です。受講生にとって、家族の理解とサポートは大きな力になるでしょう。

まとめ

医学部合格のための選択は、合格への第一歩を決める、重要な決定です。この記事で紹介したポイントを踏まえて、優先順位をつけながら自分に合った予備校を見つけることが、効率的な学習と合格を実現する近道です。家族としっかり話し合い、体験学習や資料請求を活用しながら選ぶことが大切です。質の高い学習環境とサポート体制を備えた予備校を選び、医学部受験の成功を目指しましょう。

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引用元:https://www.narimasujuku.net/

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引用元:https://www2.sundai.ac.jp/kousha/area-tokyo/sch-ichigaya/
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