
東京慈恵会医科大学の受験には、適切な指導と環境が重要です。医学部専門の塾や予備校では、豊富な合格実績と専門性の高いカリキュラムを提供しています。一方で、塾や予備校選びを間違えると、貴重な時間とお金を無駄にしてしまうでしょう。そこで今回は、東京慈恵会医科大学合格におすすめの塾・予備校3選を紹介していきます。
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東京慈恵会医科大学医学部の概要
東京慈恵会医科大学は、1881年に海軍軍医総監の高木兼寛が創立した成医会講習所を起源とする歴史ある医科大学です。翌年には有志共立東京病院を開設し、1903年には日本初の私立医学専門学校となりました。
1921年の大学昇格以来、100年以上の伝統と実績を持つ、日本の医学教育を牽引する大学として知られています。
東京慈恵会医科大学医学部の特徴は?
東京慈恵会医科大学医学部では「医学は学と術と道とより成る」という教育理念を掲げています。とくに注目すべき点は、充実した国際教育プログラムで、1年次から4年次まで体系的な英語教育を実施しているのが特徴です。
5・6年次には海外の医療機関での臨床実習機会を設けており、グローバルに活躍できる医師の育成に力を入れています。
東京慈恵会医科大学医学部の難易度は?
東京慈恵会医科大学医学部は、2024年度の偏差値70.3が示すように、全国医学部82校中6位という高い水準を誇ります。上昇傾向にあった難易度は、近年やや落ち着きを見せているものの、依然として私立医学部の中ではトップクラスです。
慶應義塾大学医学部に次ぐ位置づけとされており、合格には極めて高い実力が必要となっています。
東京慈恵会医科大学医学部の入試情報
東京慈恵会医科大学医学部は、東京都港区西新橋に位置し、約650名の学生が医療の道を志して学んでいます。変化する社会での医療ニーズを理解し、多様な人々と交流できる人材を求めているのが特徴です。また、数理的スキルや論理的思考力、問題解決能力に加え、協調性を持って新しい知識を創造できる学生を重視しています。
医学部医学科の入学試験は、理科2科目(物理・化学・生物から選択)、数学、英語の3科目で実施され、共通テストの利用はありません。一次試験の総得点は400点満点で、科目数は少ないものの試験範囲が広いことが特徴です。
学費は6年間で総額2,250万円と高額ですが、慈恵大学独自の奨学生制度や保護者奨学金、本多友彦慈恵医学教育奨励基金など、充実した奨学金制度を設けています。さらに、海外での臨床実習を支援する慈恵医師会海外選択実習奨学金も用意されており、将来の医療人材育成を経済面から支える体制が整っているのです。
東京慈恵会医科大学医学部の科目別受験対策・勉強法
東京慈恵会医科大学医学部の合格を目指すためには、各科目の出題傾向を正確に把握し、それに応じた効果的な学習戦略を立てることが不可欠です。
英語
東京慈恵会医科大学の英語試験は、大問3題構成で試験時間は60分です。読解問題の主題は科学・医学系が中心で、ときには社会科学のテーマも扱われます。2020年以降、和文英訳に代わって本文に関連する自由英作文が出題されるようになり、より総合的な英語力が問われるようになりました。
試験では高度な語彙力と読解力が要求されます。空所補充や同意表現の選択問題は解答を絞り込みにくく、本文の文脈理解が重要です。
ただし、医学系や自然科学系の英文に日常的に触れておけば、さほど難しさを感じることはないでしょう。早いうちから専門的な英文に触れ、必要な語彙を確実に身につけていくことが効果的です。
試験直前になって過去問に取り組むと難しさに面食らうかもしれませんが、計画的な学習を進めることで十分に対応可能な試験となっています。また、英作文では本文の流れに沿った論理的な意見表現が求められるため、和訳に頼らず自分の言葉でまとめる練習も大切です。
数学
数学試験は、大問4題構成で試験時間は90分です。出題範囲は幅広く、基礎から応用まで網羅的に出題され、とくに微積分の出題比重が高くなっています。
最近5年間の傾向を見ると、第1問が確率で第2問が微積分、第3問が整数もしくは多項式で、第4問が図形の問題という構成が定着しているでしょう。大問1は空所補充形式で基本から標準レベルですが、記述形式の大問2~4は難易度が上がっていくのが特徴です。
対策としては、やさしめの問題や標準的な問題で確実に点を重ねられるよう、計算力を養うことが重要となります。とくに微積分においては複雑な計算を要する問題が頻出するため、ミスなく正確に処理する能力が必要となるでしょう。
また、頻出分野である確率、整数、数列、ベクトルについても、標準レベルの問題をしっかり演習しておくことが大切です。基礎固めができたら、過去問で試験の傾向をつかみながら、徐々に難易度の高い問題にも挑戦していくとよいでしょう。
化学
東京慈恵会医科大学の理科試験は2科目120分です。化学は大問が4問出題され、すべて記述式という特徴があります。出題範囲は「化学基礎・化学」で、主に理論分野と有機分野が中心です。
理論分野では化学平衡に関する問題がよく出題されており、基礎知識だけでなく応用力や思考力、計算力も問われます。有機化学分野からはまんべんなく出題され、推理力や思考力が求められるでしょう。また、教科書であまり扱われていない内容や初見の問題が出題されることもありますが、問題文をしっかり読めば解答の糸口を見つけることが可能です。
対策としては、有機化学分野の基礎固めはもちろんのこと、理論化学や無機化学の基本も押さえておく必要があるでしょう。異なる分野を組み合わせた複合的な問題も登場するため、幅広い知識を関連付けて考える練習も大切です。また、問題文が長いのも特徴的で、限られた時間内で内容を正確に理解し処理する力を養うことが重要となります。
物理
東京慈恵会医科大学の物理は従来、大問3題構成が一般的でしたが、2023年の試験では大問2題となりました。ただし、大問1に小問8問、大問2に小問11問と分量自体は変わっておらず、試験時間内に解くのは決して簡単ではありません。
出題範囲は「物理基礎・物理」で、力学と電磁気が中心となっています。近年では原子に関する問題も増加傾向にあり、また医学に関連した融合問題も特徴的です。2023年の試験では難化がみられ、正規合格ラインは55%程度と予想されています。
対策としては、まず教科書の内容を中心に基本をしっかり固め、標準レベルの問題をマスターすることが重要です。試験では見慣れない設定の問題が出題されても、基本的な物理法則を応用し、小問の誘導に沿って段階的に解いていくことで対応できます。
また、数ある小問の中から取り組みやすい基本問題を着実に得点することも大切です。基礎を十分に固めてから、徐々に発展問題に取り組んでいくとよいでしょう。
生物
東京慈恵会医科大学の生物は記述式で大問4題が出題され、出題範囲は「生物基礎・生物」全般にわたります。体内環境、代謝、進化・系統、遺伝情報が主要なテーマとなっており、動物の反応や生態も頻出です。
試験の特徴としては、時間のかかる計算問題や考察問題、論述問題が多く、2015年以降は問題のページ数も増加傾向にあります。また、空所補充や選択問題のほか、数値計算や実験考察など、さまざまな形式で出題されているのが特徴です。一次突破ラインは2023年で70%程度と、高い得点が要求されます。
対策としては、まず教科書や資料集で扱われる基本的な知識を確実に身につけることが重要です。そのうえで問題演習を重ね、実験考察問題にも慣れていく必要があるでしょう。
時間のかかる問題が多いため、時間配分や解答順序を適切に判断できる力も欠かせません。基礎固めを十分に行い、発展的な内容にも対応できる応用力を養っていくことが合格への近道となります。
東京慈恵会医科大学受験におすすめの塾・予備校3選
東京慈恵会医科大学の受験には、適切な塾・予備校選びが重要です。そこで、実績と指導力に定評のある塾・予備校3選を厳選してご紹介します。
成増塾
会社名 | 成増塾 |
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住所 | 東京都新宿区高田馬場1-28-3 工新ビル3F |
電話番号 | 03-5285-0554 |
1996年に東京板橋区の成増でスタートした成増塾は、医学部受験指導において独自の特色を持つ予備校として高い評価を得ています。最大の特徴は、選抜テストを実施せず、現時点での学力に関わらず、医学部合格を目指すすべての生徒を受け入れている点です。
成増塾では、ひとクラス平均4名という徹底した少人数制を採用しています。この体制により、生徒一人ひとりの理解度を正確に把握し、医学部入試で重視される記述・論述問題では、講師が各生徒の答案に丁寧にコメントを付けながら指導を行っているのです。また、授業外でも24時間メールやLINEでの質問対応を実施し、生徒の学習進度に合わせたきめ細かなサポートを提供しています。
受験界最高水準のプロ講師陣が直接指導にあたることも大きな強みです。成増塾の講師が守るべきルールは「自分がベストと考える授業をする」という一点のみで、教材の選択、授業の進め方、小テストの実施など、すべてを講師が生徒の状況を見ながら決定していきます。この方針に魅力を感じた多くの講師が、有名予備校との兼任も含めて、成増塾で生き生きと指導を行っているのです。
2024年度の実績では、慶應義塾大学医学部2名、東京慈恵会医科大学1名をはじめ、国公立・私立医学部で多数の合格者を輩出しました。特筆すべきは、いわゆる進学校以外の出身者も数多く医学部に合格させている点でしょう。たとえば医学部と同等の難関である東京大学でも、国学院久我山高校や成蹊高校といった学校からの合格者を出しています。
成増塾では毎月4回の通常授業を年間通して実施し、夏休み期間中も通常授業を継続しているのが特徴です。「継続は力なり」という言葉通り、医学部合格に向けた確固たる学習習慣の確立を重視しています。入塾時の成績に関わらず、医学部合格に必要な学力を確実に身につけられる指導体制が、多くの合格実績として現れているのでしょう。
成増塾の特徴的な指導方針は各メディアでも評価されており、たとえば「東京ストーリー 教育特集号」や「メディカルストーリー 教育特集号」などで取り上げられています。生徒一人ひとりと徹底的に向き合う姿勢は、医学部を目指す受験生から強い支持を得ているのです。
実際に、日本医科大学に特待生として合格したある生徒は「中学生から成増塾で基礎固めをしっかりやっていたから合格できた」と語っています。このように、長期的な視点に立った丁寧な指導が、難関医学部合格につながっているのでしょう。
駿台予備校(市谷校舎)
会社名 | 駿台予備校(市谷校舎) |
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住所 | 東京都新宿区市谷八幡町15-3 |
電話番号 | 03-3267-9111 |
駿台予備校(市谷校舎)は、医学部専門校舎として確固たる地位を築いています。医学部に特化した独自の学習メソッドを導入し、一人ひとりの合格力を高める医学部合格戦術を展開しているのです。
医学部専門校舎の強みは、多くの医学部合格者の経験をデータ化し、それを効果的に活用している点にあります。東京医科歯科大学や千葉大学などの合格実績シェアは業界最高峰を誇り、全国82大学のOB・OGネットワークを通じて最新情報も収集しているのが特徴です。
高卒生クラスでは、国公立大医系や私立大医系など、志望校に応じた多様なコースを用意しています。一方、高校生クラスでは、選抜医系講座や難関医系講座を開講し、早期から医学部受験に向けた準備を進められるようになっているのです。
駿台予備校(市谷校舎)の特徴は、医学部受験に特化した環境にあるでしょう。職員も講師も医学部受験のプロフェッショナルであり、学ぶ学生たちも全員が医学部志望者です。この環境は、医師を目指す受験生の強い意志を支える大きな力となっています。
難関大学の合格率はトップクラスの実績となっており、2024年度の合格者は国公立大学医学部医学科が1,788名、私立大学医学部医学科が2,230名です。また、東京大学1,460名、京都大学1,388名という実績も、駿台予備校の指導力の高さを示すものといえるでしょう。
市ヶ谷駅から徒歩3分という好立地も魅力のひとつです。さらに、遠方からの受験生のために指定寮も完備しており、学習に専念できる環境を整えています。医学部合格を目指す受験生にとって、この恵まれた学習環境は大きな武器となるはずです。
学習効果を最大限に高めるため、駿台予備校(市谷校舎)では集中力が持続する「50分授業」を採用しています。ただし、取り扱う内容や授業特性に応じて、100分や150分とフレキシブルに講義を展開することで、より効果的な学習を実現しているのです。また、プロの学習コーチによるコーチングとICTツールの活用により、一人ひとりの学習進度に合わせたきめ細やかなサポートを提供しています。
なお、授業料は高卒生クラスで年間1,020,000円から3,045,000円、高校生クラスで年間80,000円から275,000円です。医学部という高い目標に向かって、充実した設備と万全の指導体制で支援を行う駿台予備校(市谷校舎)は、医学部受験生の登竜門として確かな実績を積み重ねています。
医学部専門予備校YMS
会社名 | 医学部専門予備校YMS |
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住所 | 東京都渋谷区代々木1-37-14 |
電話番号 | 03-3370-0410 |
医学部専門予備校YMSは、2024年度の医学部入試において一次試験543名、最終合格者299名という圧倒的な実績を誇る、代々木に位置する医学部専門予備校です。一校舎あたりの合格者数は日本一を誇り、40年以上の伝統と実績を持つ予備校として高い評価を得ています。
医学部専門予備校YMSは、効率化とオーダーメイドを両立させた独自の指導方法が特徴です。医学部入試に精通した専任講師が担任となり、定期的な面談を通じて生徒一人ひとりの学習ノートまでチェックする徹底したサポート体制を整えています。また、私立大学医学部の入試問題について、迅速な解答速報を作成し、入試傾向の変化をいち早く分析して次年度の教材開発に活かしているのです。
特筆すべきは、二次試験における高い合格率です。一般的に合格率が50%程度といわれる二次試験において、70%を超える合格率を達成しています。
この成果を支えているのが、医学部専門予備校YMS独自の授業「医のアート」です。この授業では、単なる受験対策を超えて、医療に関する基本知識や、よき医師とは何かを考え、一人ひとりの理想の医師像を作り上げていきます。
医学部専門予備校YMSでは、医学部入試問題の分析を徹底的に行い、独自のテキストとカリキュラムを作成しています。学習システムでは、1クラス20名前後の集団授業を基本とし、1年間で各科目全範囲を4~5周する徹底した繰り返し学習を実践しているのが特徴です。前期・後期授業で知識を固め、夏期・冬期講習で過去問演習を行い、直前期には独自のオリジナル予想問題に取り組むという段階的な学習プログラムを展開しています。
医学部専門予備校YMSでは、将来の「よき医療人」の育成を重視している点も特徴です。医学部受験の指導にとどまらず、常にその先にある医療人としての活躍を見据えた指導を心がけています。卒業生同士の世代を超えた交流も活発で、これまでに3,000人を超える医師を輩出してきました。
最寄り駅から徒歩2分という好立地にありながら、静かで落ち着いた環境で学習に専念できる校舎環境も魅力です。教室や自習室は充実しており、授業のない時間帯も自習室として活用できます。また、遠方からの受験生のために提携寮も完備し、生活面でのサポートも万全です。
このように、医学部合格に向けた万全の指導体制と、将来の医療人としての資質を育む独自のプログラムをあわせ持つ医学部専門予備校YMSは、医学部受験生の強い味方となっています。
まとめ
今回は、東京慈恵会医科大学合格におすすめの塾・予備校3選をご紹介しました。実績豊富な講師陣による丁寧な指導、充実した学習環境、そして医学部に特化したカリキュラムが各校の特徴です。医学部受験は長期戦となりますので、自分に合った塾・予備校を選び、計画的に受験勉強を進めていきましょう。